ふと立ち止まれば

走り去る時のなか,たまにはゆっくりと周りを眺めて気づいたことを徒然に

旅が終わる

竜馬との旅が終わる。全8巻、司馬遼太郎作。むろん、小説としての脚色はあるだろうが、史実に基づく部分も多いのだろうから、人物伝としては大きくは外れていないのだろう。おもしろい。この本を読む前は、名前を知っている程度であり、さして興味もなかったが、これほどの人物とは。いちいち言葉もたいしたものがある。この小説からではないが、ある人が竜馬の言葉として紹介していた。「世の人は我を何とも言わば言え、我が成すことは我のみぞ知る」。竜馬のごとく、精神的にタフでありたい。